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2017.04.21 Friday

細部を考えるという事。

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    こんにちは!

    珍しく2週続けて東京に来てました。
    やっぱり東京は凄いですね。
    どんどん新しい展覧会や講演会などが開催されます。

    新潟にいたら絶対に体感できない事だと思っているので、今年はなるべく足を運ぼうと考えていましたが、まさかこんなに続くとは。笑

    ただ、いつもは東京に来て「うわー凄いなー」って思う事があっても、新潟に戻ってしばらくしたらすっかり熱が冷めてしまっていたりしていたのですが、立て続けに脳へ刺激を与える事でそのモチベーションが長引いているのは間違いありません。
    急な提案も許してくれた妻に感謝です。


    さて、まずはこちら。

    世界で活躍する建築家、坂 茂さんの展示会。


    最近だと日本で起きた震災の際に、避難所のために紙パイプで簡易的に作れるプライバシー保護の為の仕切りを提案したりしていましたので、知っている方もいるかもしれません。


    なんといいますか、素材そのものの力を採用した建築といいますか、素材と、その構成によって出来た構造をいくつも反復する事で空間を作り出す。それが実に素晴らしいです。

    例えば、ベニヤ板を製造する時にでる木材の心棒、簡単に言うと丸太を桂剥きする様に薄〜くスライスして行くんですが、最後にどうしてもスライスしきれない棒状の木材が余ってしまうそうなんです。知りませんでした。
    で、これに着目して屋根の構造材として採用したりしてるんです。素晴らしいです。


    世の中知らない事ばっかりだ。当たり前ですけど。



    そして、今回のメイン。

    「建築家・山田 守の住宅」展。

    実は私もこのイベントで初めて知った建築家でした。

    昭和初期から日本で活躍していた方で、日本武道館などの設計を手掛けていたそうです。


    その自邸が限定公開されると言う事で、これは見ておかねばと思い今回の東京出張を計画した次第であります。


    残念ながら中は撮影出来ませんでした。



    いやーとにかく、素晴らしい建物でした。


    住宅展と言いながらも、実は生涯で住宅の設計を行ったのは自邸も入れてたったの4軒。

    病院などの大きな公共建築を得意としていたようです。

    で、普通公共建築を手掛けている方って割と細かいディテールまで凝ってなかったりするんですが、この山田守さん、細部の細部までこだわってるんです。

    まず、台所にあるキッチンが、自分で全ての図面を起こして作業台から棚から飛び出す配膳台から天井まである食器棚まで、ぜーんぶ考えてるんです。


    あと、これは本当に感心したんですが、家事室の壁面にアイロン台の形した切り込みが入っていまして、それをパタンと手前に倒すと立ったままアイロンをかけるのにちょうど良い高さでアイロン台が出てくるわけです。

    それで終わりではなく、そのアイロン台が出て来た壁のくり抜かれた方の穴の中に、アイロンやらその他の物が収納出来るようになっているんです!


    文字にするとまー分かりませんが、笑

    とにかく凄かったです。全部考えてるんですよねぇ。


    あとは何と言っても、絶妙な配置計画に尽きます。
    青山の街中であの緑豊かな空間を作り出せるというのは、なかなか出来ないと思います。


    ずっとここに居たいという気持ちに素直に従い、2階の居間の大開口から見える庭をしばし眺めておりました。


    こんな設計がしたいものです。


    長くなりそうなので、1日目で一区切り。
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