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2013.06.11 Tuesday

6月11日〜バルセロナ1日目 前編〜

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    6月19日追記:今回のスペイン旅行については膨大な情報量になってしまったので、日々の更新には全く間に合わなかった。なので、別枠として更新していこうと思う。毎日が充実していたので長くなると思うが、記録と、記憶の整理という意味も込めてまとめてみる。


    4:00 起床。よく寝た。体が痛い。長旅のせいか、ホテルのベッドのせいか。妻も起きた。まだバルセロナは暗い。昨日ちゃんと風呂に入らず寝てしまったので、順番に入る。浴槽が長いので、寝ながら入れる。やはり湯に浸からねば始まらない。上がって、お互いに肩と首と腰をマッサージ。ようやく体がほぐれた。妻は首痛からの頭痛が来てしまったようだ。朝食までまだまだ時間があるが、バファリンを一錠飲む。荷物を整理し、出掛ける準備。

    7:10 準備を終え、30分くらい寝て起きる。朝食は7:30からなので、外に出て少し散歩をする。気持ちの良い朝だ。隣の古い病院サン・パウ沿いに歩く。どうやら今も使っているようだ。このような建物を修復、保全しながら長く使うのはいい事だ。地震に怯える必要のないこっちならではであるが。空にはツバメが飛び交い、ウミネコがニャーニャー鳴いている。港が近い証拠だが、街中でウミネコを見ると変な感じ。ホテルに戻り、ようやく朝食だ。昨日の昼から食べていないからもうペコペコもいいとこ。パン、ハム、チーズ、果物、ジュースなど。サラダがなく、トマトしかなかった。ギブミーサラダ!

    9:00 念願の腹ごしらえをすませ、出発。午前はサグラダファミリアのツアーを予約していたので、集合場所のホテルへ向かう。実は泊まっているホテルから直接サグラダに行った方が近い。歩いて行けるくらい。でも集合だから仕方ない。地下鉄で10回数券を買う。一日券を買っても一日ではそれほど利用しないので、回数券の方が得だという判断。9ユーロくらい。

    9:30 最寄駅から若干迷いながら時間ぴったりに集合場所へ到着。全部で15人ほどのツアー。日本語ツアーなのでガイドさんも現地在住、参加者もみな日本人。ガイドさんに五十嵐と書いてイカラシと読む事に驚かれる。初めてらしい。新潟はそう読むんですって教えてあげた。2人こなかったらしいが、定刻を過ぎたので出発。迷って辿り着けなかったのか。可哀想に。俺らも危なかったが。

    10:10 バスに乗り込み、街の解説を聞きながらモンジュイックの丘へ。オリンピックが開かれた場所らしい。バルセロナの街を一望できる場所。晴れているが、霞んでいる。公害とか何やらでいつもこんな感じだそう。夜景もオススメではないらしい。コンパクトな街。

    10:30 再びバスに乗り、ガウディが作ったカサパトリョ、カサミラがある大通りを通過。一際異彩を放つ。後で行く予定。グエル公園でバスを降り、公園内を散策。各所にガウディらしさが。ヨーロッパの観光地らしく、露店商がたくさん。一応警察が取り締まっているらしく、警官が来たらあんなに居た露店商がそそくさと逃げて行くのが面白い。警察も分かっているのだろうから、ただ見回るだけの簡単な仕事です。あと、バルセロナの警官は普通に歩きタバコ。日本じゃありえんな。音楽を奏でている人もたくさん居た。

    グエル氏からの依頼を受け、ガウディがまず手がけたのが敷地内の道路。当初は敷地内に団地を作り売り出す予定だったので、兎にも角にもまずは道路を作らにゃ誰も来ない!という事で。当時の貴族は馬車に乗っていた為、馬車用に頑丈に作られている。写真は道路を支える構造体。直立ではなく斜め。石作り。

    公園の中心に位置する広場。団地に住む貴族の大家族が互いに顔を向かい合わせに座れるようにデザインされた、広場をクネクネと囲むようにして作られた椅子。背もたれの傾斜が絶妙で、座り心地良好。広場の床は砂になっていて、雨が下へと浸透するようになっている。

    広場を支える構造体。この上に位置する広場から浸透してきた雨が天井の窪みを伝い、柱へと誘導され地面へと流れる。ただ奇抜なだけではないデザイン。

    地面へと流れた水はやがて一箇所へと集まり、このトカゲのオブジェの口からじょろろ〜と流れる仕組み。今では水道が普及したバルセロナも当時は水が貴重で、水が豊富=豊かな暮らし、という時代だったそう。そこでガウディは水を集める仕組みとして敷地全体をデザインした。用途、仕組み、形状、構造。全てを兼ね備えるガウディのデザイン。素晴らしく、変態的。

    敷地の入口を挟むようにそびえる二つの建物。まるでお菓子の家。食べられそう。敷地に建つ建物はこの二つだけ。実は敷地内を整備しいざ売り出したものの、こんな山の方にある敷地買わねーよ!と全く売れなかったそう。団地化大失敗。で、結局グエル氏、市に寄付。今ではグエル公園として立派な観光地になりましたとさ。今は入園無料で見れます。でも今年の10月から入園料を取られるそう。間に合ってラッキー!ちなみにガイドさんから聞いた話だとバルセロナで集められた税金は、その多くが南スペインにあるアンダルシア地方へと流れるそう。アンダルシアでは公務員率50%超えなんですって!凄い!ガイドさん、この後も何かと解説する度に「ここで集められたお金はどこに行くんでしょう?そう、アンダルシアです」という程アンダルシアにお金が流れているらしい。そんな裏話も聞けて、高かったけどツアーにして良かったねーと妻と納得しておりました。

    11:20 再びバスでサグラダファミリア付近に到着。
    デカイ。スゴイ。ガウディ凄過ぎて何かもう良く分からない。ヨーロッパの教会を見るといつも思うが、人間が作ったとは思えない。サグラダファミリアは特に直線的でないので、自然とそこに盛り上がってきたかのような印象。

    内部。なんなんだこれは。。。

    ガウディはこの柱と天井を木をイメージしてデザインしたそうだ。途中で枝分かれしている。確かに、木の下のような、近い感覚ではある。

    所々ステンドグラスがあり、文字の入っている部分とそうでない部分がある。これは多額の寄付をした人物だけ、特別に名を入れているらしい。せっかく綺麗なステンドグラスなのに、勿体無い。これには正直がっかり。ちなみにまだまだスペースは空いていたので、ウン千万くらい寄付してみようかな〜と思う方はどうぞ。

    12:00 現地解散し、ツアー終了。面白いガイドさんで、色んな話が聞けて良かった。地下へ行き、資料をじっくりと見る。ガウディは図面を書かず、ほとんどデッサンと石膏模型で設計する。石膏模型がかなり精巧に作られていて驚いた。


    今なお続いている設計作業をガラス越しに見れる。左側では精巧な模型作り作業。右側に男性がいて、おそらくパソコンで細かい計算や図面などを作成しているのだろう。2026年完成予定との事だが、ここで先ほどのガイドさんの裏話。「サグラダファミリアの入場料と寄付は物凄い額で、もう既に完成させる為に必要な資金は集まっている。完成させようと思えば数年のうちに完成させられるがそうはしません」と。それはなぜか。まぁ、サグラダファミリアの一番の付加価値は「ガウディ死後100年にも渡り未だ完成していない事」であり、完成してしまう事によって価値がなくなってしまう。つまり人が集まらない=お金が集まらないからだろう。ガイドさんから聞く日本にはない「貴族」と「教会」という存在はとても興味深い話だった。キリスト教の事を含め、詳しく調べてみたいと思う。

    ガウディが10年かけて編み出したというサグラダファミリアの設計方法も展示されている。糸に重りをぶら下げてたわませる事でUの字型の放物線形を多数作り出し、これをそのままひっくり返した形がサグラダファミリアの元になっているという。試しに画面をひっくり返して見て下さい。この状態で安定してるんだから、ひっくり返して重力が反転しても安定するでしょう、という当たり前すぎて目に見えない「重力」を使った単純明快な構造だが、とんでもない発想だ。やっぱりガウディ、変態。

    〜後編へ続く〜
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