2013.05.30 Thursday

木を組む

0
     梅雨に入ってしまったかのような天気ですね
    特に外仕事の方は憂鬱な季節でしょうが、基本デスクワークメインな私は涼しいし気分的にも落ち着くので結構仕事がはかどります。
    まぁ、あんまり雨が続くと気が晴れないですけどね…


    さて、昨日はHOUSE Iの上棟となりました。
    一昨日からの建前の様子からどうぞ。

    建物を囲むように足場を架け、土台〜1階の柱建てまで。



    基礎の上に土台を敷いていきます。
    丸い穴を空け、アンカーボルトを通し、ナットで基礎と土台を固定します。
    手前の四角い穴は柱用。



    基礎と土台の間には黒い通気パッキンを挟みます。
    向こう側が見えますよね?
    これで基礎の床下換気を行っています。これが外周部ぐるっと。



    この日は全て大工さんのてっぱ。てっぱとは、人力の事。
    要は手で持って運びます。さすがの力持ちです。
    私ならきっとすぐに腰が痛くなってリタイア確定です。



    建物の隅には通し柱といって、土台〜軒までを貫く長い柱を建てます。
    黒い金具が付いているのが通し柱。
    その隣の柱は梁の下で止まっているのがわかりますね。



    通し柱は構造上大切な柱と言われています。
    が、何方向からも梁を差し込んでいくので、一般的には柱の太さがどんどん細くなってしまいます。せっかくの通し柱が台無し!
    という事で改良されたのが、この黒い金具。
    従来のように柱を書き込む必要がほとんどなく、柱と梁をしっかり固定します。

    この金物を全ての柱梁に使用しているのが金物工法と呼ばれています。



    HOUSE Iの構造材ではほぼ「越後杉ブランド」認証の杉の木が使われています。
    家全体に使用する木の割合によって補助金もあります。

    木材は、圧倒的に流通の多い海外の材料の方が値段が安いんです。
    実は新潟県の木材を新潟県で使う方が、高かったりします。
    わざわざ海外から海を渡って運んできた木材が、地元の木材よりも安い、という…

    私は地産地消という意味も含めて、単純に、新潟に住むなら新潟で育った木を使えばええやん、と思っています。



    切り口を見ると、1本の木から切り取った事がはっきり分かります。
    最近ではプレカットといって、工場で全て加工された木材が現場に届きます。
    で、それを大工さんがせっせと組んでいくわけです。合理的です。



    そして昨日。
    レッカー車を使っての高所作業。
    あいにくの雨で一時は足場も悪く、見ているこちらがドキドキ。
    無事怪我もなく、1番高い棟まで上がりました!


    1階から2階の床下を見上げる。
    梁を910亟岾屬忙由僂組んで、下地の合板を貼っています。



    やっぱり建つと迫力があるなぁ。
    杉の木は新築の時点でもなんだか落ち着きを感じさせます。



    2階。



    小屋裏収納からの見晴し。
    均等に配された木組みが、また良いです。
    すぐに屋根と壁で覆われてしまうのがもったいないなぁ。仕方ないけど…



    ご主人のご両親が遠く五泉からお越し下さり、お昼過ぎからずっと現場を見守ってくれていました。
    さらに、この日の為に頼んでいた紅白饅頭を職人さん、近隣の皆様にも配ってらっしゃいました。
    昔は上棟式で餅撒きだ!なんて言うと飛んで拾いに行っていたものですが、最近めっきり少なくなってしまいました。
    まぁ、魚沼の実家が田舎という事もありますけども、何かこういうお祝い事っていいですよね。
    そんな事を感じながらおいしく頂きました。ありがとうございました。

    上棟、おめでとうございます
    2013.05.21 Tuesday

    中を覗いて見てみたい

    0
      今日も暖かい一日でしたね
      すくすくと育つ自宅周りの雑草達をどうにかせねばと思いつつ、見て見ぬふりを…
      でもさすがにひどい有様だったので、今日少しだけ草むしりしました。

      やっぱりこまめに手入れしないとだめですね、はい。


      さてさて、養生期間を経て昨日、HOUSE Iの基礎の型枠が外れました。






      内部のスラブとの設置面にやや「ジャンカ」と呼ばれる隙間がありました。

      コンクリートを流し込んだ後、固まる前にセメントペーストだけが型枠と土間スラブの隙間から流れ出てしまう為、特に立上り下部に出易い症状です。
      外周部には全くなかったのでジャンカ部分からの劣化はあまり心配いりませんが、もちろん埋めた方がいいので補修用のコンクリートで埋めてもらうよう指示をしました。


      型枠の中は見えないので、外してみるまでは状況が分かりません。
      透明な型枠だったらコンクリートを流しながら中を確認できるし、いいよなぁなんて現場で考えていたんですが、帰ってきてから調べたら本当にありました

      でもあんまり流通してなさそうだし、高そうだ…今度基礎屋さんに聞いてみよう



      今日は外部の給排水設備配管工事。

      写真左下の土間スラブに通した配管から写真右下の外側へ抜け、写真奥の道路へ向かって排水が流れるように勾配をとりながら管を設置、埋めていきます。

      今週で基礎工事は完了し、いよいよ来週からは建前です!
      2013.05.16 Thursday

      立ち上がりコンクリート

      0
        昨日は一昨日打設したスラブコンクリートの上に内部型枠を設置。




        今日はもっと雨が降るかと心配していたんですが、なんとか持ちこたえて一安心。
        立ち上がりのコンクリート打設を無事に終えました。



        板と板の隙間にコンクリートを流し込みます。

        画面やや左にある長い鉄の棒がホールダウン用アンカーボルト。
        柱と基礎をしっかりと繋いで、地震の揺れなどで柱が引っこ抜けるのを防ぎます。

        そのやや右上と右下にある短い鉄の棒が土台用アンカーボルト。
        ホールダウン用と同じく、土台が浮き上がるのを防ぎます。



        コンクリートを流した後。



        今日の現場指示としては、

        (1)アンカーボルトの設置し忘れが1箇所あったのですぐに設置してもらう。

        (2)人通口があるべき場所にコンクリートを流してしまっている。
        板と板の間の部分です。
        本当は通れるようにコンクリートは流しませんが、先に流してしまっていました。
        後から板を差込んだのでこのような状態に。固まってからしっかり撤去してもらいます。

        コンクリートが固まる前で良かった
        2013.05.14 Tuesday

        基礎配筋検査

        0
          前回から少し時間が空いてしまいましたが、今日はHOUSE I現場の基礎配筋検査でした。


          遣り方後の工程を簡単にまとめると…

          ヾ霑辰遼笋畊み深さまで地面を掘る

          ∈媽个鯢澆固める
          ※砕石:粒の大きい砂利のような物

          G鬟▲衢祝匹箸靴萄媽个両紊ら薬剤を散布

          ぜ承ぢ从に防湿シートを敷く

          コ絢部に捨てコンクリートを施工
          捨てコンクリート:鉄筋と型枠を正確に施工する為に打つコンクリートで、強度はない

          ε感擇鯀箸

          С絢部のみ型枠を組む

          と、今日の時点でここまで進んでいました。
          文字では分かりづらいですねぇ…

          今朝の全景
          周りを囲っている板が型枠です。


          この状態で蠧本住宅保証機構(通称JIO)の検査員による検査が行われました。
          図面通りに施工されているか、施工ミスはないかどうかを念入りにチェックします。
          合わせて私も図面と見比べながらチェックをしました。


          今回の検査で指摘を受けたのは

          |鰐未遼票哨掘璽箸氾感擇侶箚屬魍諒櫃垢襯好據璽機爾地面に埋まっていて、所定の隙間を確保できていない場所がある
          写真のように、めり込んで下がってしまっています。

          隙間が確保できていないと鉄筋が外部からの湿気で錆び易くなってしまい、その分強度が保てないため隙間の寸法が建築基準法で決まっています。
          どうしても鉄筋の上に乗って作業をしなければいけないので、だんだんと下がってしまったのでしょう。

          スペーサーの位置を変え、鉄筋をしっかり持ち上げてもらえるよう是正指示を出しました。



          型枠と鉄筋の隙間を確保する為のスペーサーが横向きに設置されている
          写真の星型の物がスペーサーです。上の3つが横向きになっていますね。一番下は縦向きに直した後です。

          このスペーサーも鉄筋と型枠の隙間を確保する為の物です。
          横向きに設置するとスペーサーの下にコンクリートが流れにくくなってしまうので縦向きが好ましい、との事で指摘を受けました。

          後々職人さんに聞くと、これは縦横兼用のスペーサーで施工不良が起こりにくい物だよ、という事が判明しました。確かに今まで見たことない形状で、最小限の形状になっています。
          またひとつ勉強になった



          人通口があるべき場所に設置されていない

          これは単純なミスでした。
          図面通り設置するよう是正指示を出しました。



          た淕未叛K,違う箇所がある

          これは私が図面と見比べて発見しました。
          壁が斜めになっている部分で分かりづらく、図面上の表記も足りなかったのが原因です。
          幸い大きな修正にはなりませんでしたが、一部鉄筋をバラして直してもらいました。


          現場検査は施工ミスを発見し是正する為に大切な作業ですが、それ以前に職人さんが容易に理解しやすく、ミスを未然に防げるような見やすい図面を描かなければ、と改めて感じました。


          無事に検査と是正工事も終わり、引き続き基礎スラブ(底板)コンクリートの打設工事がはじまりました。
          コンクリートを流し込む人。(一番左)

          流し込んだコンクリートにバイブレーター(振動機)を入れ、しっかりと鉄筋の下までコンクリートが流れるようにする人。(左から二番目)



          コンクリートの表面をレーキでならす人。(右から二番目)

          コンクリートの重みで広がってしまう型枠を真っ直ぐに直す人。(一番右)
          と、4人がそれぞれ役割分担をして手際よくコンクリートを打設していきます。


          その後、表面が乾かない内に金ゴテで仕上げていきます。


          右が仕上後。つるっとして綺麗ですね〜。



          長くなりましたが、今日はここまで。

          明日は乾いたコンクリートの上に内部型枠を施工していきます!
          2013.05.02 Thursday

          遣り方

          0
            GWいかがお過ごしでしょうか?
            就職してからはGWに全く縁がなく、今年も例年通りカレンダーを無視して過ごしております。

            むしろ今年は間近に迫った結婚式の準備に追われ、忙しく過ごす毎日です
            ラストスパート!!


            さて、今日は大工さんと現場で遣り方工事。




            写真の木の枠です。見たことある!という方もいらっしゃるかもしれませんね。

            一見、ただ木の囲いを作っただけのように見えます。
            が、実はコレ非常に重要な作業なんです。

            遣り方とは基礎工事に先立ち、建物の位置、高さ、直角・水平の基準を出す作業の事です。
            という事は、この基準がズレていたり寸法が間違っていたりすると全ての工事に支障をきたす恐れがあるのです。

            ,泙困鰐攅困鮹鰐未忘更みます。
            ▲ートレベルという機械を使って、全ての木杭に水平で同じ高さの印をつけます。
            その印を結んでいくように貫(ぬき:横に平べったい木の板)を打ち付けます。
            い垢襪函貫の上が水平となります。これが高さの基準です。
            イ海隆咾卜拊呂らの離れや建物の位置を書き込み、反対側の貫同士に糸を張り直角を出します。

            うん、文字にすると分かりにくいですね…

            と、とにかく大事な作業なんです!
            連休明けの来週からは基礎工事に入ります。

            しかし今日は寒かった…早く暖かくなるといいなぁ
            2013.04.26 Friday

            地盤改良工事

            0
              家を建てる場所によって、その土地の地盤強度は異なります。
              ただ土地を見ても昔から宅地だったところなのか、今は宅地だけど昔は田んぼだったところなのか、地面の下までは分からないですよね。
              分からないままに家を建ててしまうと「地震で家が傾いた~」とか後で大変な事になってしまう可能性があります。

              ですから家を建てる前にはまず、専門の調査会社に依頼をして地盤調査をします。
              地質、地層、地下水の有無などにより、計画中の建物をそのまま建てても問題ないのかどうかを判定します。

              もしNGが出てしまった場合は、建物が建っても大丈夫な強度を確保しなければいけません。
              そこで地盤を改良する工事が必要になってくるという事です。

              HOUSE Iも調査の結果、地盤改良工事が必要との判断でした。
              今日はあいにくの雨でしたが、予定通り工事が行われました。



              改良方法は色々とありますが、今回はコンクリート製の杭を地面に埋め込む方式を採用。



              建物の規模、重量などにより内容は変わりますが、今回はこの直径約20cm、長さ2.5mのコンクリート杭を全部で43箇所に埋め込みます。



              専用の機械で埋め込みます。埋め込むといっても叩くのではなく、まずドリルで必要な深さまで穴を空けてから杭を押し込みます。
              機械音はしますが、こう見えて振動と音は意外と静かです。



              杭が埋め込まれた状態。
              この上に乗るように基礎コンクリートが施工されます。

              2.5m下の硬い地盤まで杭を打ち込み、その杭の上に基礎を乗せて家を建てる、というようなイメージです。
              土地の表面が弱く、たとえ地震などで地面が沈んだりしても、杭の上に基礎が乗っているので家も傾かないという事ですね。


              しかしこの大きな機械を器用に動かしてどんどん杭を埋め込んでいくのは、すごいなぁといつも感心しながら見ています。

              一度でいいから乗って動かしてみたい…
              いやでも、広い土地じゃないと怖いからやっぱ無理!
              2013.03.08 Friday

              カタチアルモノ

              0
                本日、お施主様の既存家屋解体前のお清めに同席してきました。



                しばらく空き家となっていたのですっかり埃やクモの巣だらけになっていましたが、これまで何人の方がここで生活したのだろうかと思いを馳せると、何だか物悲しい気分にもなりました。


                形あるもの、いつか無くなる。


                無くなる時に惜しまれるような、そんなものづくりをしていきたいものだなぁと思います。

                いよいよ現場が動き始めます。
                頂いた御神酒をちびちびと飲みながら、過去・現在・未来に思いを馳せる、そんな夜です。
                Calendar
                     12
                3456789
                10111213141516
                17181920212223
                24252627282930
                31      
                << December 2017 >>
                WEB
                http://soleirolia.com
                Selected Entries
                Categories
                Archives
                Recent Comment
                Profile
                Search this site.
                Others
                Mobile
                qrcode
                Powered by
                30days Album
                無料ブログ作成サービス JUGEM